軋轢の意味と読み方・使い方。

軋轢という漢字をニュースなどで見たり聞いたりした経験があるという人も多いのではないでしょうか。

しかし、しっかりと意味や使い方を理解している人は少ないかもしれません。

この記事では軋轢の読み方や意味、使い方や対義語・類語などについて詳しく解説します。

日常生活で登場する機会が少ない言葉

軋轢とは

読み方あつれき

意 味軋轢の意味については、「争い」や「仲たがい」、「不仲」などであり、両者の関係性が良好ではない場面で使われることが多いのも特徴です。

軋轢という言葉の「軋」という漢字は、この「あつれき」という使われ方以外では、見る機会が少ないというのが実態といえるでしょう。

この「軋」という漢字の訓読みは、「きし(む)」になります。「軋轢」と「軋む」と聞けば、どことなく似ているような意味合いの言葉です。

一方、「轢」の方も訓読みは、「きし(む)」ですから、それぞれ似たような言葉が合体してできた言葉といっても良いかもしれません。

軋轢の使い方

具体的な軋轢という漢字の使い方では、「軋轢を生む」や「軋轢が生じる」などという形で使われることが多く、ニュースなどを見ている時には、何となく聞き流してしまっているという人も多いかもしれません。

このように難しい漢字については、普段の日常会話の中では、なかなか使う機会がないことから、どうしても理解するのが難しいという印象を持ってしまうことにもなっているのです。

日頃から、耳慣れた言葉との違いはそこにあるといえるでしょう。

意外な語源にも注目

軋轢の言葉の意味について、もう少し掘り下げて考えてみましょう。軋轢の「軋」という言葉には、「こすって音を出す」や「あらそう」、「押し付ける」などの意味があります。

また、もう一方の「轢」の言葉には、「車でひく」や「もめる」といった意味があります。この二つの字が合体してできたのが軋轢であり、「車輪がきしる」という意味の言葉が生まれたのです。

「車輪がきしる」ことになれば、金属などの固いもの同士がこすり合い、ギシギシというような不快な音が生じることになります。

この何ともいえないような不快な音を出すような関係を人間関係に応用したのが「軋轢」の元々の語源といえるのではないでしょうか。

具体的な軋轢の使い方

軋轢の具体的な使い方について解説します。

軋轢を生む

「父親との関係に軋轢を生む」や「社内で軋轢を生む原因になる」などというふうに、どちらかといえば、ネガティブや否定的な場面で使われることが多いのも特徴です。

父親や会社内などといった身近な関係性との間でも使われる点にも注目したいところです。

軋轢が生じる

「近所の人たちとの間に軋轢が生じることになった」や「軋轢が生じ、結局離党することになった」などの使われ方が一般的であり、こちらも事態の悪化を表現するケースで使われています。

他にも「軋轢がある」などという形で使われることもあります。

軋轢の対義語は?

軋轢の対義語については、「懇意」や「親交」、「親密」などを挙げることができます。いずれも、親しさや仲の良さを表現する言葉として馴染み深いと感じる人も多いはずです。

とりわけ、「懇意」については、心を許すほどの深くて良好な関係性を表す言葉として、使われます。

「懇意にしている友人」などといった形で使われており、スピーチや挨拶などでも度々のように登場する言葉です。

また、「同朋」や「誼(よしみ)」などの言葉も、親しく良好な関係を意味する言葉であり、軋轢の対義語として紹介されることもあります。

知っておきたい軋轢の類義語

軋轢の類義語についても理解しておくことで、使い分けもできるようになります。

葛藤

「葛藤」とは、必ずしも相手が存在するとは限らず、必ず相手が存在する軋轢とは若干の違いがありますが、意味合いとしてはよく似ているといえます。

確執

「確執」は、お互いが自己主張を譲らないため、それがきっかけになり、関係性が悪化するというものです。

原因が自己主張のみという点において、軋轢との違いが生じることになります。

不協和音

「不協和音」については、元々、集団で奏でる音楽の中で、二つ以上の音が一つにまとまらない状態を表現する言葉であり、それが転じて人間関係が上手くいかないという意味で使われるようになりました。

軋轢と似ているといえば、似ていますが、ニュアンスが微妙に異なります。

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