改竄の意味と読み方。類語や英語は?

改竄という言葉をご存知でしょうか?
ニュースやテレビなどで目にする機会がある言葉ですね。

しかし改竄という言葉に関して、なんとなく意味はわかるけれど、具体的に説明できる人は少ないのではないでしょうか?

この記事では「改竄」の意味や類義語、英語まで具体的に解説します。

「改竄」の意味

改竄とは

読み方かいざん

意 味文書、記録等の全部又は一部が、本来なされるべきでない時期に、本来なされるべきでない形式や内容などに変更されること

基本的な意味としては故意か否か、又は悪意があったかどうかは必ずしも問わずに文書や記録等が変更されることを指していることになります。

ですがそれが明るみに出て、特にニュースなど公的な場に伝わる場合はその殆どが悪い意味、悪い結果として使われています。

故意や悪意があっての行為の場合、その目的は不当な利益を得たり、違法な行為を隠す為だったりまたは他人を陥れるといった例があります。

例文
  • 「経理の帳簿を改竄」
  • 「証拠資料が改竄され」

数十年前までは「改竄」される文書や記録の対象は紙ベースのものか、或いは映像が考えらたでしょう。

しかし時代は変わり、改竄される対象には企業や個人のデータや、インターネットのサイトなども加わるようになりました。

時代と共に言葉を使う対象が変化しているということでしょう。

「自分が作ったホームページがいつのまにか勝手に改竄されていた」

といった例文が見られるようになりました。

改竄の類語

改竄と同じような意味合いの言葉があります。

捏造

同類の社会面の記事などで見られる言葉で「捏造」(ねつぞう)という言葉があります。

「捏造」は何もなかったところから偽りの文書やデータが1から作られることを言います。

対して「改竄」は既に存在していたものが変えられる時に使います。

「証拠」が捏造したり改竄できる物だということから、2つの語とも文章に限らず映像に対しても使えるということになります。

「証拠のナイフは捏造されたものだ」というように物質そのものにも使えることを考えると「捏造」できる対象の方が広いかもしれません。

その他の類語に歪曲や操作といった言葉もあります。

曲筆

「曲筆」(きょくひつ)という言葉があります。
「曲筆」は事実を偽って書くこと、またその文章を指します。
定義の説明が能動態になっていますね。

曲筆の場合は書き手が偽りと分かった上で、つまり確信犯で書くのです。

この点が、ニュートラルな行為である「改竄」の基本とは異なります。

ただし名詞の「改竄」を「改竄する」と能動態の動詞で使う場合はやはり確信犯ということになりますから、こうなるとほぼ同じ意味になりますね。

また「曲筆された」文章は始めから確信犯的に偽りを書くのに対し「改竄された」文章の場合はその意図は説明していません。

ただし「曲筆」の基本の意味が確信犯的に書くこと、つまりほぼ能動態の説明しかないことと関係があるのでしょうか、「曲筆」は名詞形かもしくは「曲筆する」という能動態の動詞の例が殆どです。

このように「曲筆された」という例文が非常に少ないのに対し、「改竄」は名詞形の他に「改竄された」という受動態の形が頻繁に登場します。
このあたりで「曲筆」との違いが出ていることになります。

また「曲筆」は「書く」ことと限定しているところで映像は対象にはならなくなりますね。

この点では「改竄」する対象の方が「曲筆」するものより広いことになります。

改竄を英語でいうと?

改竄を英語でいう場合にどのような単語が見つかるでしょうか。

defacingfalsificationmanipulationといった名詞があります。
「改竄する」の動詞ではalterdoctorfabricate等々これも目的や内容によってボキャブラリーが異なります。

言葉のイメージに日本語と少し違いがあるようですね。
では例文で見てみましょう。

改竄防止装置」は「Falsification preventing apparatus」といいます。

また「文書の改竄検出プログラム及び改竄検出装置」は
Document alteration detection program and alteration detection appatus
と言います。

動詞の「改竄する」では
証書などを改竄する」が「to alter a bond in order to defraud」、
その研究者達は実験結果を改竄した」は「The reseachers doctored the results of the experiment
というようにその意図や目的によって動詞が変わります。

日本語の「改竄」という語は英語のイメージとはやはり少し違うようです。

英語の場合は例えばコンピュータ上のデータと何らかの原文、そして帳簿等対象物が違うと動詞も変わってきています。

また人を騙す目的でする行為か、又は単に違法な行為をするのかといったところでも動詞は変わってきます。

英語を日本語に訳す場合はある程度意味の想像がつきますが、日本語から英語に訳す場合は目的や対象物を考えて適切な単語が使えるようになったら報道英語を習得したことになりますね。

ただし大事な場面では動詞の間違い1つで思わぬ大きな誤解を招くことになりますから、日本語としての「改竄」の意味をしっかり把握し、英語ではどのようなイメージで伝えるべきか、一拍置いてから使った方が無難でしょう。

まとめ

  • 改竄とは文書、記録等の全部又は一部が、本来なされるべきでない時期に、本来なされるべきでない形式や内容などに変更されること
  • 類語は捏造・曲筆など
  • 改竄は英語でdefacingやfalsification、manipulationなど
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